
先日、所用で久しぶりに茨城県つくば市に行ってきました。
少し時間が空いたので、つくばから車で40分くらい走り、茨城県猿島郡境町というところに行ってきました。目的は写真のバスを見るためです。
これ実は「自動運転バス」で自治体初の試みとして昨年11月から段階的に境町で本格導入しているいわゆる「コミュニティバス」です。このバスはその名の通り自動運転しており、運転手さんはいません。少子高齢化による運転手不足を解消し、地域住民の生活を支えるために境町役場さんと民間企業が一体となって実施した施策で、他の地方自治体からも注目されている施策です。
高齢者の方の生活に役立つよう、町内各地域と商業施設、道の駅を結んだ運行ルートとなっており、車椅子の方の利用にも困らないようにスロープも装備されているようです。
現在、インターネットや電子マネーなど通信技術の進展により、地方での生活も少しずつ改善されてきているとはいえ、あいかわらず若者を中心とした都市部への一極集中は止まらず、地域に住む人々の生活をどのように守っていくかが、地方自治体として大きな課題となっています。このような状況の中で本施策は地方税をその地域の人々の生活へ還元するという観点で私は非常に良い施策だと思っています。
もっとこのような現代テクノロジーをフル活用した優良施策が自治体を中心に展開され、人々の暮らしが少しでも豊かになることを個人的には願っています。