今年度の技術士試験がもう間近に迫ってきており、何人かの論文添削に明け暮れておりますが、人に教える仕事をしていると、「最も効果的に教える方法は何か?」に悩むときがあります。人間は五感を使い、ものごとを判断したり、理解するものなので、「五感のうち、人が知覚するために最も使うものは何か?」について今回は調べてみました。結果としては、調べる前から、「やはり1番は視覚(5割)で2番は聴覚(3割)、、、、この2つで全体の8割くらいかな?」なんて思っていましたが、驚くべきデータがインターネットで見つかりましたので今日はこれについて共有します。
人間が知覚するときの五感の優先順位は予想通りだったのですが、、、、驚いたのはその割合です。
●人間の五感による知覚の割合
【「産業教育機器システム便覧」(教育機器編集委員会:日科技連出版社)より】
1.視覚(83.0%)
2.聴覚(11.0%)
3.臭覚(3.5%)
4.触覚(1.5%)
5.味覚(1.0%)
なんと視覚だけで8割超えで2番目の聴覚と非常に大きな差がありました。これは簡単に言えば、いかに「目に写るもの」が知覚に大きな影響を与えるか?、つまり人に教えるときにわかりやすい丁寧な説明ももちろん大事だが、「プレゼン資料や解説内容などの「資料の見た目」がいかに大事か」ということを意味しているものだと思います。
わたしは勉強だけでなく私生活でも学生時代から「見た目よりも中身が大事だ!」という人を貫いてきたので、このデータは今後の活動の参考として大変勉強になりました。
私と同じで「男は見た目ではなくハートだ!!」なんて熱く語って来た方は、プライベートではもちろんその考えで良いとは思いますが、何かを人に訴えたり、教えたりするときには上記データを参考に「見た目」も工夫してみてはどうでしょうか?