「馬鹿になれ!」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?ご存じの方はご存じだと思いますが、これは故アントニオ猪木さんの名言です。
わたしは個人的にこの言葉が好きで、言い方がおかしいですが「馬鹿」を目指して生きてきました。ただし、ここでいう馬鹿とは、「わざとこのように見せる」という意味です。
理由は2つあります。
1つ目はわざとそのように見せることで人との話題が増え、初めての方やあまりそれまでうまくやりとりできなかった相手に対し、コミュニケーションの円滑化が図りやすくなるからです。厳密に言えばこちらの馬鹿を見せることでお互いの緊張が解け、面倒なネゴなどをうまくこなしやすくなります。
2つ目は相手、特に出会ったばかりの方の性格が掴みやすいからです。こちらが馬鹿だと上述の通りコミュニケーションの円滑化が図れるのですが、その一方で先方も全員ではないですがほとんどの方が本心を出してきます。相手を知ることは商売・ビジネスでは必須です。その場のみならず、今後の付き合い方、次の交渉のネタにもなります。
まああくまでも上記考えは個人的な考えですのでご参考まで。
でも馬鹿になった方が自分も周りも楽しくできますよね。たとえ厳しい仕事でも。やるときにメリハリつけて気を引き締めれば良く、それ以外は馬鹿になった方がほんと楽しい生活送れます。ずっと肩に力を入れっぱなしではガス欠起こしてしまします。私も前職で管理職になり、部下を多く持つようになってから、その後の振る舞いについて悩んだことがあります。でもそんなことをしても自分にとっても周りにとってもいいことはないと考え、それまで同様「馬鹿」を継続することにした経緯があります。
ただし、馬鹿であっても技術士たるもの「品行方正」は保つように(技術士でなくとも技術者も)。技術士として発言するときや意思を表示するときはあくまでも「品行方正」にということです。ようはメリハリをつけて仕事を楽しんだ方がいいと言うことです。どうせ明日も働かなくてはいけないのですから。
それでは明日もまた頑張りましょう。