「忙しい」という言葉はよく使われますか?わたしは独り言(このブログ含む)ではよく使うのですが、極力他人の前では使わないようにしています。人間弱いので独り言で言うのは自分への「慰め」、他人の前で使わないのはこれが理由にならない(したくない)からです。
技術士の論文指導をしていると、期日までに提出が間に合わない方が毎年何人かいらっしゃいます。当然、指導する立場として合格させたいので督促をかけます。すると8割の方は「仕事忙しくて今できません」との回答があります。
「忙しい」というのは、ご本人が言うので本当だと思います。朝から遅くまで上司にオーダーを振られ、部下の面倒も見て、夕方は飲みに行って、帰宅しても子供に勉強を教えたり、、、、と日本の会社員は本当に忙しいのは私もずっと経験してきましたので理解できます。ではきちんと期日までに論文を出せている人は忙しくないのでしょうか?、、、、、、当たり前ですがそんなことはないはずです。
つまり私が言いたいことは「忙しい」という理由は「できない」理由にはならないということです。もちろん個人により立場や環境が違うので忙しさに「差」はあるでしょう。しかしながら私が思うに
「忙しいのはあなただけではなく、皆忙しい」
のです。
思い出してみてください。高校生の時に真面目な方は自宅トイレの壁にまで数学の「3乗の展開公式」や化学の「周期表」(すいへいりーべぼくのふね、、、懐かしい(笑))なんか張ってたりしませんでしたか?私は高校生の時は肉体改造とクラスの女の子と原チャリにしか興味が無かったのでそんなことはしませんでしたが、真面目な皆さんはそんなことやっていた方もいたかと思います。ようは
「忙しくても自分で作れる時間(=隙間時間)はまだまだある!」
ということです。
忙しくて資格試験の勉強が遅れている方がもしいらしたら、自分の隙間時間を抽出する努力をしてみてください。技術士のような難関資格に合格している方はうまく時間をコントロールし、仕事でも実績を残しつつ、しっかり合格を勝ち取っています。通勤時間、休憩時間、歯医者の待ち時間、、、、必ずあるはずです。若かりし時代の自分に負けないでください(もちろん今の中学生高校生にも精神で負けないでください笑)。