最近ニュースでよく耳にする「太陽フレア」ってご存じでしょうか?
高校の地学?で習った方もいるかもしれません。ただし、理科というとだいたい理系の人は「物理」「化学」、文系の人は「生物」が多いので、あまり勉強した方はいないかもしれません。私が高校生の時は今でいう「物理基礎」などのような理科の基礎科目と同等の「理科1」という科目で、高校1年の時に少しだけ習った記憶があります。
「太陽フレア」とは、簡単にご説明すると太陽の黒点(黒いほくろみたいなもの)付近が一部突発的に爆発し、一瞬明るくなる現象のことです。これが起きるとこの爆発により「太陽風」(太陽を構成する水素やヘリウムなどのガス)が宇宙空間に活発に流れでて、いろいろな現象を地球にもたらすことがあります。具体的に「太陽フレア」の頻発に伴う地球上への影響は以下の3つです。
①オーロラ(太陽風が地球極域の大気と衝突し発光して発生)
②磁気嵐(太陽風により地球の地磁気が変化し乱れる)
③デリンジャー現象(太陽から放射されるX線・紫外線が地球の電離層に影響を与え通信障害が発生)
「太陽フレア」が頻発に起こるということは「太陽の活動が活発になっていること」を意味するので、よく言えば「太陽が元気な証拠」なのですが、ここ最近のニュースを見ると連続して何日も世界各地で①の「オーロラ」が観測されており、何か不気味に感じます。今後もこの現象に対し、天文学を専門としている方の分析・見解を注視していきたいと思います。もしご興味のある方はもっと調べてみるといろいろわかるかもしれませんので調べてみてはいかがでしょうか?。
ちなみに高校の授業で「地学」を選択していたり、大学共通テストの「地学基礎」なんかを受ける方がいらっしゃいましたら、上記の「「太陽フレア」の頻発に伴う地球上への影響」は出題される可能性が高いので、よく覚えておいてください。
(お子さんが高校生のお父さんは教えてあげてください(笑))